やさしい中小企業診断士試験

診断士試験の難易度

合格率から見る難易度

第1次試験の合格率

第1次試験の合格率は例年20~30%程度です。

  • 令和5年度:28.9%
  • 令和4年度:28.9%
  • 令和3年度:36.4%
  • 令和2年度:42.5%
  • 令和元年度:30.2%

年度によって変動がありますが、概ね3~4人に1人が合格する水準です。

第2次試験の合格率

第2次試験(筆記試験)の合格率は例年約20%前後です。

  • 令和5年度:18.7%
  • 令和4年度:18.7%
  • 令和3年度:18.3%
  • 令和2年度:18.4%
  • 令和元年度:18.3%

第1次試験よりもさらに難易度が高く、5人に1人程度の合格率です。

総合合格率

第1次試験から最終合格までの総合合格率は約4~5%です。

これは、20~25人に1人が最終合格する計算になります。

必要な勉強時間

第1次試験

一般的に800~1,000時間の学習時間が必要とされています。

  • 1日2時間の学習:約1年~1年3ヶ月
  • 1日3時間の学習:約9ヶ月~11ヶ月
  • 1日4時間の学習:約7ヶ月~8ヶ月

※学習時間は個人の基礎知識や学習効率により大きく異なります。

第2次試験

第1次試験合格後、さらに400~600時間の学習時間が必要です。

  • 1日2時間の学習:約7ヶ月~10ヶ月
  • 1日3時間の学習:約4ヶ月~7ヶ月

トータル

第1次試験から最終合格までに1,200~1,600時間程度の学習が必要です。

他の資格との難易度比較

資格名 合格率 必要勉強時間 難易度
中小企業診断士 4~5% 1,200~1,600時間 ★★★★☆
税理士 10~15% 2,500~4,000時間 ★★★★★
公認会計士 10%前後 3,000~5,000時間 ★★★★★
社会保険労務士 6~7% 800~1,000時間 ★★★★☆
行政書士 10~15% 600~800時間 ★★★☆☆
宅地建物取引士 15~17% 300~400時間 ★★★☆☆

中小企業診断士は、難関国家資格の中では中程度の難易度に位置します。

難易度が高い理由

1. 出題範囲が広い

第1次試験だけで7科目あり、経営学、経済学、会計学、法律、ITなど幅広い分野の知識が必要です。

2. 科目間の関連性が低い

各科目が独立しており、それぞれ異なる学習アプローチが必要です。

3. 第2次試験の記述式

第2次試験は全て記述式で、論理的な文章力と事例分析力が求められます。

4. 足切り制度

1科目でも40点未満があると不合格になるため、苦手科目を作れません。

5. 実務経験との関連

実務経験がない分野の問題も出題されるため、純粋な学習が必要です。

合格しやすくなるポイント

1. 科目合格制度の活用

第1次試験は科目合格制度があるため、複数年かけて合格を目指すことができます。

2. 過去問演習の徹底

過去問を繰り返し解くことで、出題傾向を把握し、効率的に学習できます。

3. 得意科目の確立

得意科目で高得点を取ることで、総合点での合格を目指せます。

4. 学習計画の立案

長期的な学習計画を立て、継続的に学習することが重要です。

5. 予備校・通信講座の活用

独学が難しい場合は、予備校や通信講座を活用することで効率的に学習できます。

まとめ

中小企業診断士試験は難易度の高い試験ですが、適切な学習方法と十分な学習時間を確保すれば、合格は十分可能です。

科目合格制度を活用し、計画的に学習を進めることで、働きながらでも合格を目指すことができます。