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中小企業診断士 試験概要・過去問題集を徹底解説

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中小企業診断士 過去問一問一答

C. ホッファーとD. シェンデルは、戦略概念を整理し、戦略には階層があり、それぞれの戦略の検討事項は異なることを指摘している。彼らの分類に基づいた戦略に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  1. 機能分野別戦略では、事業領域の選択が最も重要な戦略上の検討事項である。
  2. コングロマリット企業の全社戦略では、事業間の資源シナジーの創出が最も重要な戦略上の検討事項である。
  3. 事業戦略では、事業ポートフォリオ内の事業間での経営資源の配分が最も重要な戦略上の検討事項である。
  4. 事業戦略では、独自能力の構築と競争優位性の獲得が最も重要な戦略上の検討事項である。
  5. 全社戦略では、特定の製品や市場セグメントでの競争に焦点を当て、その事業の成長や利益を増加させることが最も重要な戦略上の検討事項である。
令和7年 第1次試験 企業経営理論
    経営戦略についての出題である 。 C.ホッファーとD.シェンデルは、経営戦略の階層として、全社戦略、事業戦略、機能分野別戦略の3つがあることを示している。 全社戦略は、企業全体を成長させ、存続させていくための戦略である。事業戦略は、各事業単位で、市場競争に対応し、勝ち残っていくための戦略である。機能分野別戦略は、販売、広告、生産、研究開発など、それぞれの機能についての戦略である。また、ホッファーとシェンデルは、戦略の構成要素に、① ドメインの決定、②資源展開の決定、③競争優位性の決定、④シナジーの決定の4つを挙げ、戦略の階層と構成要素を結びつけている。
  1. "機能分野別戦略では、事業領域の選択が最も重要な戦略上の検討事項である。"
    不適切。機能分野別戦略では、事業領域の選択(ドメインの決定)ではなく、機能内の資源展開の決定とシナジーの決定が主要な検討事項である。
  2. "コングロマリット企業の全社戦略では、事業間の資源シナジーの創出が最も重要な戦略上の検討事項である。"
    不適切。全社戦略では、ドメインの決定と資源展開の決定が主要な検討事項となる。コングロマリットとは、多角化により多種多様な事業展開を行う企業のことであり、必ずしも事業間のシナジーは重要視しない。
  3. "事業戦略では、事業ポートフォリオ内の事業間での経営資源の配分が最も重要な戦略上の検討事項である。"
    不適切。事業ポートフォリオ内での事業間の経営資源の配分が主要な検討事項となるのは、全社戦略である。
  4. "事業戦略では、独自能力の構築と競争優位性の獲得が最も重要な戦略上の検討事項である。"
    適切。事業戦略では、事業内の資源展開の決定と競争優位性の決定が主要な検討事項となり、とりわけ独自能力の構築と競争優位性の獲得が重要視される。
  5. "全社戦略では、特定の製品や市場セグメントでの競争に焦点を当て、その事業の成長や利益を増加させることが最も重要な戦略上の検討事項である。"
    不適切。特定の製品や市場セグメントでの競争に焦点を当てるのは、事業戦略である。
したがって正解は、「エ」です。
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中小企業診断士とは

中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するため、診断・助言を行う専門家として、法律上唯一の国家資格です。 中小企業支援法に基づき、中小企業の経営の診断及び経営に関する助言を行う専門家として位置づけられています。企業の経営戦略策定から業務改善計画まで、幅広い経営課題の解決をサポートします。
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試験の概要

中小企業診断士試験は、第1次試験と第2次試験に分かれています。第1次試験は毎年8月上旬の土日2日間、第2次試験(筆記試験)は10月中旬、第2次試験(口述試験)は12月中旬に実施されます。第1次試験は7科目、第2次試験は4科目の事例問題で構成されています。
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出題範囲および内容

第1次試験の出題科目は以下の7科目です。①企業経営理論、②財務・会計、③企業経営理論、④運営管理、⑤経営法務、⑥経営情報システム、⑦中小企業経営・中小企業政策。各科目とも100点満点(ただし、科目でも40点未満があると不合格)かつ総得点の60%以上で合格となります。
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診断士試験の難易度

中小企業診断士試験は、第1次試験の合格率が約20-30%、第2次試験の合格率が約20%前後と、難易度の高い試験です。しかし、体系的な学習と過去問演習により合格は十分可能です。
診断士試験の難易度を様々な観点から見てみましょう。
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